先行リーク!新製品 玄箱x4 2008年11月26日

はじめに

玄人志向の新製品「玄箱x4」を紹介するとともに、玄箱x4のセットアップ手順も紹介します。

玄箱x4とは

玄箱x4はLinuxBOX自作キットです。HDDを4台まで内蔵することができ、付属品を使用しラックにマウントすることもできます。しかもOSはDebianです。

他の特徴としてはネットワークインターフェースがGigaBitに対応、オートMDIX に対応、USB ポート 2ポートを搭載、リアルケーブルを接続することでシステムコンソールにアクセス可能などがあります。

HDDを4台内蔵できるとあって、玄箱PROに比べて筐体もかなりの大きさです。下の画像でどのくらいの大きさかおわかりいただけると思います。




セットアップ

セットアップを行うために以下の機器が必要です。

  1. シリアルクロスケーブル1本
  2. SATA-HDD1台(玄箱x4に取り付ける)
  3. USB-HDD or USBメモリ(1GB以上)
  4. WindowsPC
また、セットアップでは以下の作業を行います。
  • 玄箱x4にHDDを取り付ける
  • 取り付けたHDDにLinuxをインストールする

HDDの取り付け

では、HDDの取り付けから行っていきます。はじめに付属のキーを使ってロックを解除します。キーを挿して左側にまわします。 次にフロントパネルの四隅にあるネジを緩め、フロントパネルを前面に引き出すように外します。



フロントパネルを取り外したら、次は表示パネルを 外します。表示パネルは左にスライドさせると外れます。外した表示ディスプレイは本体の上に置いておきます。




表示パネルを取り外したら、実際にHDDを取り付ける ためにハードディスクカートリッジを引き出します。ハードディスクカートリッジは上段と下段の2つあります。玄箱x4のセットアップを行うには【1】番にHDDを取り付ける必要がありますので下段のハードディスクカートリッジを引き出します。下段のハードディスクカートリッジの両端にある手回しネジを取り外します。



【1】番シールと【2】番シールの横にある手回しネジを外したら、下段のハードディスクカートリッジを手前に引き出します。


ハードディスクカートリッジを引き出したら、ハードディスクカートリッジに手回しネジで固定されているHDDブラケットを取り外します。取り外すのは【1】番のHDDブラケットです。



取り外したHDDブラケットに付属のインチネジ でSATA-HDDを取り付けます。


HDDを取り付けたブラケットをハードディスクカートリッジの元の場所に戻し、手回しネジで固定します。固定できたらハードディスクケーブルを抜けないようにしっかりと差し込みます。




ハードディスクケーブルを差し込んだら、今までの逆の手順で玄箱x4を元に戻します。
  • ハードディスクカートリッジを玄箱x4に収める。
  • ハードディスクカートリッジを手回しネジで固定する。
  • 表示パネルを取り付ける。
  • フロントパネルを取り付け、ネジで固定し、キーでロックをかける。
以上でHDDの取り付けは終了です。

Linuxのインストール

取り付けたHDDにLinuxをインストールしてセットアップは完了となります。それではLinuxのインストールを始める前の準備から行います。

①USB接続HDDの準備
USB-HDD、またはUSBメモリをWindowsPCに接続し、FAT32にフォーマットします。今回はUSBメモリを使用しますが、USB-HDDを使用することもできます。

USBメモリをWindowsPCのUSBポートに接続し、マイコンピュータを開きます。リムーバブルディスクを右クリックし、「フォーマット」を選択します。フォーマットダイアログが表示されますので、ファイルシステムに「FAT32」を選択し、開始ボタンをクリックします。



フォーマットが終了したら、玄箱x4に付属CD-ROM内の全てのファイルをUSBメモリのルートフォルダへコピーします。ファイルのコピーが終了したら、USBメモリを玄箱x4背面のUSBポートに接続しておきます。



②シリアルコンソールの接続

WindwosPCのシリアルポートと玄箱x4のシリアルポートをシリアルクロスケーブルで接続し、PC上でターミナルソフトを 起動し、以下ように設定します。今回はターミナルソフトとしてTeraTerm Proを使用しています。



③LANケーブルの接続とWindowsPCのIPアドレス設定

WindowsPCのLANポートと玄箱x4のLANポートをLANケーブルで接続し、WindowsPCのIPアドレスを「192.168.11.1」に設定します。



③TFTPサーバー起動

玄箱x4に付属CD-ROMの「firmware」フォルダ内の「initrd.buffalo」と「uImage.buffalo」の2つのファイルをWindowsPC上の任意のフォルダにコピーします。今回は”D:\x4” フォルダにコピーしました。次にTFTPサーバーを起動し、2つのファイルをコピーしたディレクトリを公開します。TFTPサーバーはPoor TFTP Serverを使用しています。


TFTPサーバーでファイルを公開し、インストールの準備ができましたので玄箱x4の電源を入れます。電源を入れるとブートローダーがTFTPサーバーから2つのファイルを読み込み、起動を開始します。起動が完了するとコマンドプロンプトが表示されます。


コマンドプロンプトが表示されたら、「fdisk -l」を実行し、SATA-HDDとUSBメモリがどのように認識されているかを確認します。今回はSATA-HDDが「sda」、USBメモリが「sdb1」と認識されています。


これ以降はSATA-HDDが「sda」、USBメモリが「sdb」として認識されていることを前提に進めていきます。sda、sdb1と認識されていない場合は玄箱x4付属の製品仕様書でインストール方法を確認してください。

コマンドプロンプトから「/partition.sh」 を実行すると、作業を続けてよいかと聞かれますので「y」と入力し、SATA-HDD上にパーティションを作成します。


partition.shが終了し、SATA-HDD上にパーティションが作成されたら、「fdisk -l」を実行しパーティションを確認してみるとsdaに4つのパーティションが作成されていることがわかります。次に「/install.sh -D /dev/sdb1 -m /mnt/usbdisk1 -t vfat ./」を実行します。このコマンドによってSATA-HDD上にLinuxがインストールされます。



インストールが終了すると自動で再起動され、インストールしたLinuxで起動するようになります。最初の起動時にユーザーの作成をする必要があります。ユーザー名とパスワードの入力が求められますので、任意のユーザー名とパスワードを入力します。これでセットアップは終了です

 さいごに

今回は新製品 「玄箱x4」のセットアップ手順の紹介をしました。玄箱x4ではOSにDebianが導入され、HDDも4台内蔵できますので玄箱x4を使用していろいろなことにチャレンジしていただきたいと思います。