玄箱X4のLCDディスプレイ 2009年3月27日(金)
はじめに
玄人志向の新製品「玄箱x4」にはLCDディスプレイが搭載されています。LCDディスプレイに表示する内容はアプリケーションから制御することができます。そこで今回はLCDディスプレイを制御するアプリケーションを作成してみたいと思います。
LCDディスプレイ
玄箱X4にはLinxuが動作するCPUとは別に、マイコンが搭載されています。LCDディスプレイはマイコンによって制御されますので、LCDディスプレイの表示内容を変更するにはアプリケーションを作成し、マイコンと通信することでLCDディスプレイの表示を制御することになります。
玄箱X4のLCDディスプレイを制御するアプリケーションの作成方法やサンプルコード、マイコンとの通信手順は、「日経Linux 2009年3月号」で詳しく解説されています。
ここではアプリケーションの作成方法やマイコンとの通信手順は省略させていただき、LCDディスプレイに以下の内容を表示するには、どんなデータをマイコンに対して送信すればよいかを見ていきます。
- Link Speedの表示
- 日付・時間の表示
- HDDの使用状況の表示
Link Speedの設定
玄箱X4のLCDディスプレイにはLink Speedを表示することができます。Link Speedを設定するにはコマンドに「0x31」を使用します。設定データは1バイトですのでレングスは「0x01」となります。ですのでLink Speedを表示するには「レングス:0x01、コマンド:0x31、設定データ:0x00~0x05」の合計3バイトをマイコンに対して送信すればよいということになります。Link Speedを設定するためのコマンドの詳細はマイコン通信仕様書の21ページを参考にしてください。
設定データと表示の対応は以下のようになっています。
- 0x00 → リンクなし
- 0x01 → 10Mbps half
- 0x02 → 10Mbps full
- 0x03 → 100Mbps half
- 0x04 → 100Mbps full
- 0x05 → 1000Mbps
日付の設定
玄箱X4のLCDディスプレイには日付を表示することができます。日付を設定するにはコマンドに「0x70」を使用します。設定データは6バイトですのでレングスは「0x06」となります。ですので日付を表示するには「レングス:0x06、コマンド:0x70、設定データ1(年):5~99、設定データ2(月):1~12、設定データ3(日):1~31、設定データ4(時):0~23、設定データ5(分):0~59、設定データ6(秒):0~59」の合計8バイトをマイコンに対して送信すればよいということになります。日付を設定するためのコマンドの詳細はマイコン通信仕様書の23ページを参考にしてください。
設定データ1(年) を0x0A(10)、設定データ2(月)を0x03(3)、設定データ3(日)を0x18(24)、設定データ4(時)を0x0A(10)、設定データ5(分)を0x1F(31)、設定データ6(秒)を0x1E(30)に設定するとLCDディスプレイの表示はこのようになります。
HDD使用状況の設定
玄箱X4のLCDディスプレイにはHDD4台分の使用状況を表示することができます。HDD使用状況を設定するにはコマンドに「0x60」を使用します。設定データは4バイト(HDD4台分)ですのでレングスは「0x04」となります。
ですのでHDD使用状況を表示する には「レングス:0x04、コマンド:0x60、設定データ1(DISK1の使用状況):0x00~0x0F、設定データ2(DISK2の使用状況):0x00~0x0F、設定データ3(DISK3の使用状況):0x00~0x0F、設定データ4(DISK4の使用状況):0x00~0x0F」の合計6バイトをマイコンに対して送 信すればよいということになります。設定データの「ビット4」を「1」に設定するとDISK FULLのマークが表示されます。HDDの使用状況を設定するためのコマンドの詳細はマイコン通信仕様書の22ページを参考にしてください。
設定データ1(DISK1) を0x05(5)、設定データ2(DISK2)を0x08(8)、設定データ3(DISK3)を0x0D(13)、設定データ4(DISK4)を0x1F(31)に設定するとLCDディスプレイの表示はこのようになります。DISK4の設定データのみビット4を1にしてあるので、DISK FULLマークが表示されています。
さいごに
今回は玄箱X4に搭載されているLCDディスプレイの表示を制御してみました。マイコン仕様書には、ホスト名やIPアドレスの表示方法やブザー音の鳴らし方、LEDやFANの制御方法の記載されていますので、是非ダウンロードして試してみてください。







