玄箱PROの使い方 第11回 2008年12月19日(金)
はじめに
前回はiTunesサーバーをソースファイルからビルドして、インストールまで行いました。今回はiTunesサーバーを実際に使用するための設定を行います。
設定ファイルを編集する
iTunesサーバーを使用するためには、iTunesサーバーの設定ファイルを自分の環境に合わせて編集する必要があります。設定ファイルの実体は前回、 “/etc”以下にコピーした「mt-daapd.conf 」です。設定ファイルを編集する前に、オーディオデータとiTunesサーバーのデータベースを保存するディレクトリを作成します。今回は“/home”以下にディレクトリを作成することにします。まず“/home”直下に「mt-daapd」 を作成し、“mt-daapd”の直下に「mp3」と「db」の2つのディレクトリを作成します。「mp3」がオーディオデータを保存するディレクトリで「db」がデータベースを保存するディレクトリです。
作成したディレクトリに対して、「# chmod -R 777 /home/mt-daapd」を実行して、どのユーザーでも読み書きできるようにアクセス権も設定しておきます。
次にviエディタで設定ファイル「/etc/mt-daapd.conf」を開き、先ほど作成したディレクトリ構成に合わせて、以下の3つの項目を編集しておきます。
1.オーディオデータのパス「 mp3_dir」
/mnt/mp3 → /home/mt-daapd/mp3
2.データベースのパス「db_dir」
/var/cache/mt-daapd → /home/mt-daapd/db
3.設定ツールのパス「web_root」
/usr/share/mt-daapd/admin-root → /usr/local/share/mt-daapd/admin-root
設定ファイルを編集したら、iTunesサーバーの設定ツールから設定ファイルの読み書きができるように「# chmod 666 /etc/mt-daapd.conf」を実行してアクセス権の設定をしておきます。iTunesサーバーの設定ツールを使うと、ブラウザ経由でiTunesサーバーの設定が行えるようになります。
オーディオデータの移行
Windows上でエクスプローラを起動し、アドレス欄に「\\kurobox-pro」と入力して玄箱PROの共有ディレクトリにアクセスします。共有ディレクトリ “homes” を辿って、「homes/mt-daapd/mp3」を開きます。このディレクトリにオーディオデータをコピーします。
iTunesサーバーの起動
iTunesサーバーの実体は /usr/local/sbin/mt-daapd です。コンソールから「 mt-daapd」 を実行し、iTunesサーバーを起動します。
iTunesからのアクセス
Windows上でiTunesを起動すると、「共有」欄に「mt-daapd」と表示されます。mt-daapdを選択すると玄箱PRO上のオーディオデータが表示されます。
さいごに
今回はiTunesサーバーの設定を行い、実際にiTunesからアクセスしてみました。次回からも玄箱PROに新たな機能を追加していきたいと思います。







