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玄箱PROの使い方 第4回 2008年5月23日(金)

はじめに

前回はHDDからLinuxをブートできる環境上で、共有ディレクトリについて見てみました。今回は玄箱PROに新たな機能を追加してみたいと思います。

FTPサーバー

今回は玄箱PROにFTPサーバーの機能を追加します。FTPサーバーとして 「 ProFTPD 」 を使用します。ProFTPDの詳しい情報はこちらです。

玄箱PROには動作はしていませんが、ProFTPDがすでにインストールされた状態です。そこでProFTPDの設定ファイルである 「 proftpd.conf 」 を編集することにより、玄箱PROにFTPサーバーとしての機能を追加することができます。

玄箱PROにログイン

FTPサーバーの設定をするためにTelnetで玄箱PROにログインします。前回まではコマンドプロンプトを使用していましたが、今回からは 「 UTF-8 TeraTerm Pro 」 を使用していきたいと思います。TeraTermを起動し、ホスト欄に玄箱PROのIPアドレスを入力、 サービスより「Telnet」を選択します。

 

ログインプロンプトが表示されたら、ユーザー名・パスワードを入力して、玄箱PROへログインします。

 

proftpdの本体は 「 /usr/local/sbin 」 以下に存在します。

FTPサーバーの設定

今回は匿名(Anonymous)で読み書きできるFTPサーバーにしようと思います。まずは公開するディレクトリを作成します。前回、Windowsとの共有ディレクトリとして/homeディレクトリが使用されていて、その容量が230GB程度あることを調べました。そこで今回は、ディレクトリ容量が十分ある/homeディレクトリの下にFTPで公開するディレクトリを作成します。mkdirコマンドでディレクトリを作成します。mkdirコマンドの書式は 【 mkdir オプション ディレクトリ名 】 です。今回は 「 -m 」 オプションを指定してアクセス権を設定しています。

 

次にProFTPDの設定ファイルを編集します。 「 /etc/proftpd/proftpd.conf 」 を編集する前にバックアップをとっておきます。バックアップをとったらviエディタでproftpd.confを開き、今回の用途にあわせて編集します。

proftpd.confの編集

設定ファイルには必要最低限の設定のみ記述することにしました。proftpd.confを以下のように変更しました。

・ファイルの先頭に 【 DefaultAddress 0.0.0.0 】 を追加
・【 ServerName 】 を 【 KUROBOX-PRO 】 に変更
・【 DefaultRoot 】 を【 /home/ftp 】 に変更
・36行目の 【 DenyAll 】 を 【 AllowAll 】 に変更
・44行目から112行目までを削除
・113行目の 【 <Anonymous /mnt> 】 を 【 <Anonymous /home/ftp> 】 に変更
・123行目の 【 DenyAll 】 を 【 AllowAll 】 に変更
・128行目から187行目までを削除

編集した設定ファイルはこちらからダウンロードできます。

FTPサーバーの起動

それではFTPサーバーを起動してみます。

 

FTPサーバーを起動したら、エラーが発生してしまいました。どうやら 「 /var/proftpd/proftpd.delay 」 が開けないのでエラーとなっているようです。それでは 「 /var 」 ディレクトリ以下を見てみます。 「 proftpd 」 ディレクトリが存在しません。これが原因で 「 proftpd.delay 」 が作成できず、エラーになっているようですので、「 proftpd 」 ディレクトリを作成します。ディレクトリを作成したら、FTPサーバーをもう一度、起動してみます。

 

今度はエラーにならず、起動できました。それではFTPサーバーにデータをアップロードしてみます。今回はFTPクライアントとしてFFFTPを使用します。FFFTPを起動すると 「 ホスト一覧 」 ダイアログが表示されるので 「 新規ホスト 」 ボタンをクリックします。

 

「 ホストの設定 」 ダイアログが表示されるので、「 ホスト名の設定 」 に任意の名前を入力、「 ホスト名(アドレス) 」 に玄箱PROのIPアドレスを入力、「 anonymous 」 チェックボックスにチェックを入れ、OKボタンをクリックします。

 

接続に成功すると「ファイル一覧の取得は正常終了しました。」と表示されます。アップロードするファイルを選択し、アップロードボタンをクリックします。

 

ファイルのアップロードに成功すると、FTPサーバーのファイル一覧にアップロードしたファイルが表示されます。


これでFTPサーバーとしての機能が動作していることを確認できました。

さいごに

今回は玄箱PROに新たな機能としてFTPサーバーとしての機能を追加しました。次回からも玄箱PROに新たな機能を追加し、玄箱PROを拡張していきたいと思います。