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玄箱PROの使い方 第3回 2008年4月15日(火)

はじめに

前回はHDDからLinuxをブートできる環境を作成しました。今回は、前回作成したHDDブート環境の共有ディレクトリについて、見ていきたいと思います。

共有ディレクトリ

HDDブート環境を作成したときにWindowsとの共有ディレクトリが作成されていますので、この共有ディレクトリにどの程度のサイズが割り当てられたのかを見てみます。Windows上でエクスプローラを開き、アドレス欄に 「 \\kurobox-pro 」 と入力して玄箱PROにアクセスします。

「 homes 」 という名前の共有ディレクトリが作成されていることがわかります。

次にWindows上でコマンドプロンプトを起動し、tenletで玄箱PROにログインします。telnetコマンドの書式は 【 telnet IPアドレス 】 となります。ログインプロンプトが表示されたら、ユーザー名・パスワードを入力し、ログインします。


ログインできたら、「 /etc/samba 」 ディレクトリに移動し、viエディタで 「 smb.conf 」 を開きます。Sambaの設定ファイルである 「 smb.conf 」 を見ることによって、どのディレクトリをどのような名前で共有ディレクトリとして公開しているのかがわかります。


「 smb.conf 」 から共有名の 「 homes 」 を探してみると、「 /home 」 ディレクトリが共有対象のディレクトリに指定されていることがわかります。「 /home 」 ディレクトリの空き容量が共有ディレクトリの空き容量であることがわかったので、dfコマンドで 「 /home 」 ディレクトリの空き容量を調べてみます。dfコマンドの書式は 【 df オプション 】 です。オプションの指定は任意です。


今回は読みやすい形式で表示させるために 【 -h 】 オプションを指定しました。「 /home 」 ディレクトリに230GB程度の空き領域があることがわかります。これだけの容量があればNASとしても問題なく使用できそうです。

さいごに

HDDブート環境を作成することによって、開発環境(コンパイル環境)も導入されています。これにより、必要なアプリケーションをソースファイルからコンパイルして玄箱PROに導入することもできます。

今後はアプリケーションを追加するなどして、玄箱PROの機能を拡張していきたいと思います。

玄箱PROの使い方 第2回 2008年4月4日(金)

はじめに

今回は前回予告したとおり、玄箱PROにHDDを取り付け、HDDからLinuxをブートできる環境を作りたいと思います。玄箱PROに付属しているCD-ROM内の製品仕様書にも手順が記載してありますので、そちらも参考にしてください。

【注意】
記事通りに作業をしたとしても正常動作することを保証するものではありません。 

HDDの組み込み

HDDからLinuxをブートできる環境を作成するために、まずは玄箱PROにHDDを取り付けます。玄箱PROが起動している場合は電源を切ります。玄箱PRO正面の電源スイッチを3秒程度長押しすると”ピッ”と音が鳴り、Linuxの終了処理が開始されます。しばらく待ってPOWERランプが消えればOKです。POWERランプが消えたら、電源ケーブルとLANケーブルを抜きます。

では、作業に入ります。
はじめに玄箱PRO底面のネジをはずします。


次にフロントパネルをはずします。下側から持ち上げるようにすると簡単にはずれます。


フロントパネルをはずしたら、サブ基板をはずすために、ネジ2つとケーブルをはずします。


ケーブルは根元をしっかりつかんで引っ張ると抜けます。


ネジ2つとケーブルをはずしたら、矢印の方向に引っ張って、サブ基板を取りはずします。


取りはずしたサブ基板にHDDを接続し、玄箱PROに付属しているネジでHDDとサブ基板を固定します。



HDDを取り付けたサブ基板を矢印の方向に押し込んで、玄箱PRO内に納めます。最後にフロントパネルを取り付け、底面のネジを止めれば完了です。


 

HDDブート環境の作成

HDDを取り付けた玄箱PROに電源ケーブル・LANケーブルを接続し、電源を入れます。玄箱PROの起動が完了したら、Windows上でエクスプローラを起動します。アドレス欄に「\\kurobox-pro」と入力し、共有ディレクトリにアクセスします。共有ディレクトリにアクセスできたら、「mtd device」ディレクトリを開きます。

「mtd device」ディレクトリに玄箱PROに付属のCD-ROM内の「development_kit」ディレクトリにある、以下の4つのファイルをコピーします。


・uImage.buffalo
・hddrootfs.tar.gz
・ChangeMeDevHDD
・ChangeMyUbootEnv

4つのファイルをコピーしたら、玄箱PRO背面にあるHDD初期化スイッチを5秒程度長押しします。


”ピッ”と音が鳴り、玄箱PRO正面のINFOランプがオレンジ色で点滅しはじめます。INFOランプの点滅が終了するまで数分待ちます。点滅が終わればHDDブート環境の作成は完了です。HDDブート環境の作成が完了したら、玄箱PROを再起動させて、HDDからブートさせてみます。

HDDブート環境の確認 

玄箱PROを再起動できたら、Windows上でエクスプローラを起動します。アドレス欄に「\\kurobox-pro」と入力し、共有ディレクトリにアクセスします。「homes」という共有名でディレクトリが共有されていれば、HDDブート環境の作成は成功です。

 さいごに

今回はHDDからLinuxをブートできる環境を作成しました。次回は、今回作成したHDDブート環境の中をのぞいてみようと思います。

KUROBOX/PRO 88F5182 プログラマーズユーザーガイド 2008年4月1日(火)

88F5182 プログラマーズユーザーガイド 

玄箱PROに搭載されているCPU(Marvell 88F5182)の資料を公開します。

ダウンロードはこちら